2013_0818_155858_準急|梅田
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阪急5300系電車は京都線用の冷房通勤電車としてS47〜S59の間に105両造られました。
阪急の通勤冷房車は当初の予定ではS46から神戸・宝塚・京都線共通設計の車体幅2.7m全長19.0mの
5100系を造り、冷房車が各線均等なるように配置する方針で進められました。
http://photozou.jp/photo/show/251552/270364175
一方で、京都線ではS44〜 大阪市営地下鉄堺筋線との相互乗り入れが始まっており、大阪市との協定で京都線の新造車は神戸・宝塚線より車体幅が100mm広く全長が100mm短い幅2.8m全長18.9mの3300系電車で行われていました。
(阪急としては自社内の電車の車体幅揃える方針でいましたが、生まれの違う京都線だけは前身の
新京阪時代から100mm幅の広い電車が走れ、実際新京阪から引き継いだ車体幅2.8mの100系電車も主力で走っていたので大阪市の要望を断り切れなかったようです。)
5100系が京都線に導入された時点で3300系は堺筋線との相互乗り入れに必要な両数を充足しており、5100系でも何ら問題はありませんでしたが、そのままでは将来的に車両の運用に制約が出ることを懸念して方針変更がなされ、京都線については5100系の機器をベースに3300系に準じた車体寸法を採用した冷房車を導入することになり造られたのが5300系になります。
新京阪が阪急の一員になって以降、宝塚線の路線改良、神戸線と宝塚線の架線電圧昇圧、機器配置の統一など徐々に車両の統一に向けて改良をしてきましたが、地下鉄堺筋線との直通で完全統一からは遠ざかり、以降、京都線だけ2.8m車体という生き別れ状態が続いています。
アルバム: ◎こ)交通機関・阪急京都線・5300系電車
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